Rust

【Rust】第0章第3回:Rust開発環境の構築方法:インストールから設定まで

本記事では、Rustの開発環境を構築する方法を詳しく解説します。初心者の方でも安心して導入できるよう、ステップバイステップで説明しますので、ぜひ参考にしてください!

0. 記事の概要

この記事を読むメリット

  • Rustの環境構築がスムーズにできる: 初心者向けに詳細な手順を解説。
  • 必要なツールを理解: Rustの開発に必要なツールや設定を紹介。
  • トラブルシューティング対応: よくあるエラーとその解決策を掲載。

この記事で学べること

  • Rustのインストール方法
  • エディタやコンパイラのセットアップ
  • Rustプログラムの実行方法

1. Rustのインストール

1.1 Rustupの導入

Rustのインストールには、公式の管理ツールである rustup を使用します。以下のコマンドを実行してください。

curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh

1.2 インストールの確認

インストールが完了したら、次のコマンドを実行し、バージョンを確認しましょう。

rustc --version

1.3 パスの設定

システムの環境変数にRustのパスを追加する必要がある場合は、以下のコマンドを使用してください。

source $HOME/.cargo/env

2. 開発ツールのセットアップ

2.1 エディタの選択

Rust開発には、以下のエディタがおすすめです。

  • Visual Studio Code(拡張機能「Rust Analyzer」を追加)
  • JetBrains CLion(Rustプラグインを使用)
  • Vim(rust.vimプラグインを導入)

2.2 Cargoの活用

Rustには、cargo というビルドツールが付属しています。以下のコマンドで使用できます。

cargo --version

2.3 Linterとフォーマッタの導入

Rustでは、clippy(Linter)とrustfmt(フォーマッタ)を活用できます。

rustup component add clippy rustfmt

3. Rustプログラムの作成と実行

3.1 初めてのプロジェクト作成

以下のコマンドで新規Rustプロジェクトを作成できます。

cargo new my_project

3.2 プログラムの実行

作成したプロジェクトに移動し、プログラムを実行しましょう。

cd my_project
cargo run

3.3 ビルドとコンパイル

Rustプログラムをビルドするには、以下のコマンドを使用します。

cargo build

4. よくあるエラーとその対処法

  • rustc: command not found: 環境変数が正しく設定されているか確認。
  • cargo not found: Rustのパスが正しく設定されているかチェック。

5. まとめ

本記事では、Rustの開発環境を構築する方法を解説しました。次回は、Rustと他のプログラミング言語の違いについて詳しく解説します。