【Rust】第1章第1回:はじめてのRustプログラム:Hello, World!の作成

本記事では、Rustを使った最初のプログラム「Hello, World!」を作成する方法を詳しく解説します。初心者でも迷わず実行できるように、環境構築からコードの動作確認までステップバイステップで説明します。
0. 記事の概要
この記事を読むメリット
- Rustの基本的な開発手順を理解: Rustプログラムの書き方と実行方法を学べます。
- コンパイルと実行の流れを把握: Rustのコンパイル型言語としての特徴を体験できます。
- 環境構築から実行までの流れを学習: 初心者向けにセットアップの詳細を説明します。
この記事で学べること
- Rustの開発環境をセットアップする方法
- Hello, World!プログラムの作成と実行
- Rustのコンパイルとビルドの仕組み
1. Rust開発環境の準備

1.1 必要なツールのインストール
Rustを開発するには、以下のツールが必要です。
- Rustup(Rustの公式インストーラー)
- Cargo(Rustのビルドツール)
- エディタ(Visual Studio Code推奨)
1.2 Rustのインストール
以下のコマンドをターミナルで実行し、Rustをインストールします。
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
1.3 インストール確認
以下のコマンドを実行し、Rustが正しくインストールされていることを確認しましょう。
rustc --version
2. Hello, World!プログラムの作成

2.1 新しいプロジェクトの作成
Rustのプロジェクトを作成するには、以下のコマンドを実行します。
cargo new hello_world
2.2 コードの記述
プロジェクトディレクトリのmain.rs
を開き、次のコードを記述します。
fn main() {
println!("Hello, World!");
}
2.3 プログラムの実行
以下のコマンドでプログラムをビルドし、実行します。
cd hello_world
cargo run
3. コードの動作解説

3.1 main関数とは
Rustプログラムはfn main()
から実行されます。この関数がプログラムのエントリーポイントです。
3.2 println!マクロの役割
println!
は、コンソールに文字列を表示するためのマクロです。
4. よくあるエラーと対処法
- rustc: command not found: Rustが正しくインストールされているか確認。
- cargo runが動かない: プロジェクトディレクトリに移動しているか確認。
5. まとめ
本記事では、Rustの開発環境をセットアップし、Hello, World!プログラムを作成・実行する方法を解説しました。次回はRustの基本構文について詳しく学びます。