【Python】第8章第1回:Web開発の基礎知識
本記事では、Pythonを活用したWeb開発の基礎知識を学びます。Webアプリケーション構築の第一歩を踏み出しましょう。
0. 記事の概要
この記事を読むメリット
- Web開発の全体像を理解:バックエンドとフロントエンドの違いを学べます。
- Pythonの適用範囲を知る:PythonがWeb開発でどのように使われるかを理解できます。
- 初めてのWebアプリ作成に挑戦:簡単なWebアプリケーションの構築方法を学べます。
この記事で学べること
- Web開発の基礎知識と用語
- PythonがWeb開発で活躍する理由
- Pythonフレームワークの選び方
1. Web開発とは?
1.1 Web開発の基礎
Web開発は、インターネットを通じて動作するアプリケーションやサービスを構築するプロセスです。主に以下の2つの領域があります。
- フロントエンド: ユーザーが直接触れる部分(例: Webページのデザイン、ボタン)。
- バックエンド: サーバーサイドでデータ処理や保存を行う部分。
1.2 HTTPとWebサーバー
Web開発では、HTTP(HyperText Transfer Protocol)が重要な役割を果たします。クライアント(ブラウザ)とサーバーがHTTPを使って通信します。
2. PythonとWeb開発
2.1 PythonがWeb開発で選ばれる理由
Pythonは以下の理由でWeb開発に最適です。
- 読みやすいコードと豊富なライブラリ
- 強力なWebフレームワーク(Flask、Djangoなど)の存在
- スケーラビリティと拡張性
2.2 PythonのWebフレームワーク
- Flask: 軽量でシンプルなフレームワーク。小規模なアプリケーションに適しています。
- Django: 機能が豊富なフルスタックフレームワーク。大規模なプロジェクト向け。
3. 実践: Pythonで簡単なWebアプリを作成
3.1 Flaskを使った簡単なアプリ
# Flaskを使った簡単なWebアプリ
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def home():
return "こんにちは、世界!"
if __name__ == "__main__":
app.run(debug=True)
動作解説
- @app.route: URL「/」にアクセスしたときに表示する内容を定義。
- app.run: ローカルサーバーを起動し、アプリを実行。
4. 練習問題
以下の課題に挑戦してみましょう。
- Flaskを使って「/about」ページを作成してください。
- Djangoで新しいプロジェクトを作成し、最初のビューを設定してください。
- WebページにHTMLのヘッダーを追加してください。
5. 練習問題の解答と解説
問1の解答例
# Flaskで新しいルートを作成
@app.route("/about")
def about():
return "このページはAboutページです。"
問2の解答例
# Djangoプロジェクトの作成手順
django-admin startproject myproject
cd myproject
python manage.py runserver
問3の解答例
# HTMLヘッダーをFlaskで表示
@app.route("/")
def home():
return "<h1>こんにちは、世界!</h1>"
6. まとめ
本記事では、Web開発の基礎知識とPythonの活用方法を学びました。FlaskやDjangoを使って、実際にWebアプリケーションを作成してみましょう。