【Python】第8章第2回:Flaskによる簡単なWebアプリ作成
本記事では、Flaskを使用して基本的なWebアプリケーションを作成する方法を解説します。最初の一歩を踏み出してみましょう!
0. 記事の概要
この記事を読むメリット
- シンプルなWebアプリ作成を体験:Flaskの基本的な使い方を学べます。
- Pythonでのバックエンド構築を習得:Webアプリの基盤を作る方法を理解できます。
- Flaskの応用力を身に付ける:本格的なWebアプリへの応用が可能になります。
この記事で学べること
- Flaskの基本的な機能と使い方
- 簡単なWebアプリケーションの構築手順
- Flaskを使ったルーティングの実装方法
1. Flaskとは何か?
1.1 Flaskの概要
FlaskはPythonで利用可能な軽量なWebフレームワークです。以下の特徴があります。
- シンプルで学びやすい構文
- 拡張性が高く、小規模から大規模プロジェクトまで対応可能
- HTMLやCSSなどのフロントエンドと連携が容易
1.2 Flaskのインストール
# Flaskのインストールコマンド
pip install flask
2. Flaskで簡単なWebアプリを作成
2.1 基本構造の解説
以下はFlaskを使った最もシンプルなWebアプリケーションの例です。
2.2 コード例: 初めてのWebアプリ
# Flaskを使った最初のアプリ
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def home():
return "こんにちは、Flask!"
if __name__ == "__main__":
app.run(debug=True)
動作解説
- app = Flask(__name__): Flaskアプリケーションのインスタンスを作成。
- @app.route: URL「/」に対応する関数を定義。
- app.run: ローカルサーバーを起動してアプリケーションを実行。
3. Flaskのルーティングを学ぶ
3.1 複数のルートを作成
# 複数ルートの作成例
@app.route("/about")
def about():
return "このページはAboutページです。"
@app.route("/contact")
def contact():
return "このページはContactページです。"
動作解説
- 複数ルート: 各URLに対して異なる関数を定義できます。
- 再利用可能: アプリケーションの規模に応じてルートを増やせます。
4. 練習問題
以下の課題に挑戦してみましょう。
- Flaskアプリで「/hello」というルートを作成し、名前を受け取って「こんにちは、〇〇さん!」と表示してください。
- HTMLを返すようにルートを改良してください。
- エラーハンドリングページ(例: 404エラー)を作成してください。
5. 練習問題の解答と解説
問1の解答例
# 名前を受け取るルート
@app.route("/hello/<name>")
def hello(name):
return f"こんにちは、{name}さん!"
問2の解答例
# HTMLを返すルート
@app.route("/")
def home():
return "<h1>こんにちは、世界!</h1>"
問3の解答例
# 404エラーハンドリング
@app.errorhandler(404)
def not_found(error):
return "ページが見つかりませんでした。", 404
6. まとめ
本記事では、Flaskを使った簡単なWebアプリの作成方法を解説しました。次は、さらに高度なアプリケーションに挑戦してみましょう!