【Python】第8章第3回:Djangoの基本とプロジェクト作成
Djangoを使ったWeb開発の基礎を学び、最初のプロジェクトを構築する方法を解説します。大規模なアプリケーションにも対応可能なフレームワークを始めましょう!
0. 記事の概要
この記事を読むメリット
- Djangoの基本を理解:Djangoの特徴や用途を学べます。
- プロジェクト作成の手順を習得:環境構築からアプリケーション作成までの流れを理解できます。
- 実務に応用可能:大規模なWebアプリケーションを作成するための基礎が身に付きます。
この記事で学べること
- Djangoの基本的な仕組みと特徴
- Djangoプロジェクトの作成手順
- 簡単なアプリケーションの構築方法
1. Djangoとは何か?
1.1 Djangoの概要
Djangoは、Pythonを基盤としたフルスタックWebフレームワークです。以下の特徴があります。
- オールインワン: 認証、管理画面、データベース操作などが標準搭載。
- スケーラビリティ: 大規模なプロジェクトに対応可能。
- セキュリティ: XSSやSQLインジェクション対策が組み込まれている。
1.2 Djangoのインストール
# Djangoのインストール
pip install django
2. Djangoプロジェクトの作成手順
2.1 プロジェクトの作成
# Djangoプロジェクトの作成コマンド
django-admin startproject myproject
cd myproject
2.2 アプリの作成
# Djangoアプリの作成コマンド
python manage.py startapp myapp
2.3 サーバーの起動
# ローカルサーバーの起動
python manage.py runserver
動作解説
- プロジェクト作成: プロジェクト全体の基盤を生成。
- アプリ作成: 機能ごとに分離されたモジュールを作成。
- サーバー起動: ローカル環境でアプリケーションを実行。
3. Djangoビューの作成
3.1 シンプルなビューの例
# views.pyのコード例
from django.http import HttpResponse
def home(request):
return HttpResponse("こんにちは、Django!")
3.2 ルーティング設定
# urls.pyのコード例
from django.contrib import admin
from django.urls import path
from . import views
urlpatterns = [
path('admin/', admin.site.urls),
path('', views.home, name='home'),
]
動作解説
- views.py: リクエストを処理し、レスポンスを返す機能を定義。
- urls.py: URLパスと対応するビュー関数をマッピング。
4. 練習問題
以下の課題に挑戦してみましょう。
- Djangoプロジェクトに新しいアプリを追加し、「/about」というURLを作成してください。
- ビューで「HTML」を返すように実装してください。
- 404エラーページをカスタマイズしてください。
5. 練習問題の解答と解説
問1の解答例
# views.pyに新しいビューを追加
def about(request):
return HttpResponse("このページはAboutページです。")
問2の解答例
# HTMLを返すビューの例
def home(request):
return HttpResponse("<h1>こんにちは、Django!</h1>")
問3の解答例
# カスタム404エラーハンドラー
def custom_404(request, exception):
return HttpResponse("ページが見つかりませんでした。", status=404)
6. まとめ
本記事では、Djangoの基本とプロジェクト作成の手順を学びました。次は、さらに高度な機能に挑戦してみましょう!