【C言語】第1章第2回:C言語のプログラム構造と基本的な記述ルール
プログラミング学習を進める上で、C言語のプログラム構造と記述ルールを正しく理解することはとても重要です。この章では、C言語の基本的なプログラム構造を解説し、初心者でもすぐに実践できるよう複数の例を紹介します。
1. C言語の基本構造
C言語のプログラムは以下のような基本構造を持っています:
#include <stdio.h> // 必要なライブラリのインクルード
int main() {
// メイン関数
// プログラムの実行開始地点
return 0; // プログラムの正常終了を示す
}
この基本構造をベースにして、さまざまな機能を追加していきます。
2. 基本的な記述ルール
C言語を正しく記述するためのルールを理解しましょう:
- セミコロン:各命令の最後に必ず
;
を付けます。 - コメント:プログラム内に説明を追加できます。
- 1行コメント:
// コメント内容
- 複数行コメント:
/* コメント内容 */
- 1行コメント:
- ブロック:複数の命令をまとめるときは
{}
を使用します。
3. プログラム例:C言語の基本構造を理解する
3.1 画面に複数行を出力するプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, C Programming!\n");
printf("This is a new line.\n");
return 0;
}
このプログラムでは、\n
を使って改行を追加しています。
3.2 数値の足し算を行うプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int a = 5;
int b = 10;
int sum = a + b;
printf("The sum of %d and %d is %d\n", a, b, sum);
return 0;
}
数値を変数に格納し、加算結果をprintf
で表示しています。
3.3 ユーザー入力を受け付けるプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int num;
printf("Enter a number: ");
scanf("%d", &num);
printf("You entered: %d\n", num);
return 0;
}
このプログラムでは、scanf
を使ってユーザー入力を取得し、その値を出力します。
4. 練習問題
以下の課題に挑戦し、C言語の基本構造や記述ルールを深く理解しましょう:
- 2つの整数を入力し、それらの差を計算して表示するプログラムを作成してください。
- 3つの数値を入力し、それらの平均を計算するプログラムを書いてみましょう。
- 名前を入力すると、「こんにちは、(名前)!」と表示するプログラムを作成してください。
5. まとめ
この記事では、C言語のプログラム構造と基本的な記述ルールについて学びました。これらの知識は、今後のC言語学習の基礎となります。たくさんコードを書いて、理解を深めていきましょう!