Vyper

【Vyper】第1章第3回:Vyperのデータ型:整数、文字列、ブール値の使い方

本記事では、Vyperの基本的なデータ型である整数、文字列、ブール値の使い方を詳しく解説します。データ型の特性を理解し、適切に扱うことで、安全で効率的なスマートコントラクトを作成できるようになります。

0. 記事の概要

この記事を読むメリット

  • Vyperの基本データ型を理解できる
  • 整数、文字列、ブール値の具体的な使い方を学べる
  • スマートコントラクト開発における適切なデータ型の選び方を習得できる

1. Vyperのデータ型とは?

Vyperでは、安全で明確なデータ操作を行うために、データ型を厳密に定義する必要があります。特に、整数、文字列、ブール値は基本的なデータ型として頻繁に使用されます。

2. 整数(int128)の使い方

2.1 整数の基本


        # 整数型の変数定義
        count: int128

        @public
        def set_count(new_count: int128):
            self.count = new_count
        

2.2 整数の演算


        @public
        def add(a: int128, b: int128) -> int128:
            return a + b
        

3. 文字列(string)の使い方

3.1 文字列の基本


        # 文字列型の変数定義
        greeting: public(string[100])

        @public
        def set_greeting(new_greeting: string[100]):
            self.greeting = new_greeting
        

3.2 文字列の結合


        @public
        def concat_strings(a: string[50], b: string[50]) -> string[100]:
            return concat(a, b)
        

4. ブール値(bool)の使い方

4.1 ブール値の基本


        # ブール型の変数定義
        is_active: public(bool)

        @public
        def activate():
            self.is_active = True
        

5. 練習問題

5.1 練習問題

以下の課題に挑戦してください。

  • 整数型を使用してカウンター機能を実装する
  • 文字列の操作を行う関数を作成する
  • ブール値を利用した状態管理の実装

6. まとめ

本記事では、Vyperの基本データ型(整数、文字列、ブール値)の使い方を学びました。データ型の特性を理解し、適切に活用することで、より安全で効率的なスマートコントラクトを作成しましょう。